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循環経済への対応

Responding to Circular Economy

循環経済への対応循環経済への対応

目指す姿

現在欧州をはじめさまざまな国で「サーキュラーエコノミー」という考えの下、活用されることなく廃棄されていた製品や原材料を新たな資源とし、経済で循環させる取り組みが推進されています。当社では限りある資源を有効に使うために、事業活動において投入資源を最小限に抑え、ムダを排除することによってモノづくりにおける環境負荷低減と社会貢献型製品の創出を両立させるとともに、再資源化に取り組むことでサーキュラーエコノミーを推進しています。

サーキュラーエコノミー図

廃棄物総発生量削減の取り組み

当社ではサーキュラーエコノミーの推進に向けて廃棄物総発生量の中長期削減数値目標を立て、施策の立案と積み上げにより廃棄物総発生量の低減を推進しています。半導体の需要拡大による生産ラインの増強により、今後廃棄物総発生量の増加が見込まれますが、投入資源の抑制と生産プロセスの改善により更なる削減に取り組んでいきます。

施策の積み上げによる削減実績

施策の積み上げによる削減実績表

施策紹介:排水処理で発生する処理残渣の削減

製造工程から排出される排水には製造プロセスで使った化学物質等さまざまな物質が含まれているため、排水処理施設において無害化処理を行い、法令で定める排水基準よりも厳しい自主管理値を設けて河川に放流しています。無害化処理の過程では、処理残渣として泥状の物質(汚泥)が発生しますが、当社では排水の性状や設備の処理状況に合わせて投入薬品量を最適化することにより汚泥の発生量削減に成功しました。

排水処理で発生する処理残渣の削減イメージ

再資源化への取り組み

当社では廃棄物の再資源化を進めています。当社から排出される廃棄物総発生量の98%は廃棄物処理業者で再資源化され、再び世の中で資源として使われています。今後も当社は限りある資源を有効に使うために、製造プロセスにおける環境負荷の低減とサーキュラーエコノミーを推進していきます。

再資源化例
廃棄物種別 廃棄物総発生量に占める割合 再資源化用途例
汚泥 53% コンクリート
廃溶剤 13% 燃料
廃プラスチック 8% 固形燃料
リン酸 10% 肥料
ウエハーケース 1% 再生プラスチック製品

廃棄物総発生量の再資源化率(2022年度)

廃棄物総発生量の再資源化率(2022年度)
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