環境コミュニケーション
Environmental Communication
半導体環境出前授業
未来を担う子どもたちに実際に半導体に触れてもらい、楽しみながら半導体を学ぶことが出来る体験型の授業として、2022年から近隣の小学校で半導体出前授業を開催しています。従業員自らが講師となり、トランジスタを用いた電子工作やシリコンウェハーの原料鉱石等の実物観察、ICを用いた全自動洗濯機模型のデモンストレーション等を通して、身近な電気製品の中で動く半導体の仕組みと役割を学ぶとともに、当社で製造しているパワー半導体を中心とした半導体製品の持続可能な社会への貢献について、本授業を通じて伝えています。
「加賀東芝の森」森林整備活動
”豊かな自然を直接肌で感じることができる、この恵まれた自然を次世代へ維持・継承していくこと”、”従業員一人ひとりが里山づくりの重要性を再認識すること”、”地域との交流を図ること”を目的に、2013年度より辰口丘陵公園の市有地の一部(3.33ha)を借り受け、「加賀東芝の森」と命名し、森林整備活動に係る協定を石川県南加賀農林総合事務所 ⁄ 辰口丘陵公園 ⁄ 能美市との4者間で締結し整備活動を開始しました。活動は従業員とその家族が中心となって開催する春と秋の恒例行事として定着し、「能美の里山ファン倶楽部」と行政機関のご支援・ご指導を受けながら、遊歩道やその周辺の整備、倒木除去、倒木を利用したベンチの製作・設置、枝打ち、下草刈りなどを継続して行っています。本活動は、2023年度に石川県による「石川の森林整備活動CO2吸収証書」の認証を取得しました。
外部表彰
「いしかわエコデザイン賞」にてパブリシティ賞を受賞
半導体出前授業の活動内容が、「第13回 いしかわエコデザイン賞2023」教育・社会活動領域において、「パブリシティ賞」を受賞しました。2023年10月10日に表彰式が開催され、石川県知事より表彰状を授与いただきました。また、審査員の方からは「このようなテーマによる環境教育は大変貴重であり、将来的に見て、環境技術の発展や多様性への芽生えなどにも繋がる重要な取り組みといえる」と、ご講評をいただきました。これからも環境を意識した企業経営、地域貢献を実践するとともに、パワー半導体などの高性能・高品質な製品の提供を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
※「いしかわエコデザイン賞」は、カーボンニュートラルの実現(地球温暖化対策)、里山里海保全などの自然共生、資源循環(3R)、環境保全のための情報発信やパートナーシップ(参加・国際的取組)など、持続可能な社会の実現に繋がる、石川発の優れた「製品(モノづくり)」「サービス(コトおこし)」「教育・社会活動(ヒトづくり)」を顕彰する制度です。
のみSDGsパートナーズへの参画
当社は石川県能美市の「のみSDGsパートナーズ」に登録承認を受けています。「のみSDGsパートナーズ」は、石川県能美市が、SDGsを取り入れた持続可能な地域・社会づくりに個人・団体・企業とともに取組むことを目的とした制度で、2022年度より募集が開始されており、同市が掲げる活動目標(能美市に貢献している活動)に整合した活動として、「加賀東芝の森」森林整備活動や、2021年度より継続中の「廃インクカートリッジの回収」の活動について登録が承認され、石川県の伝統工芸である九谷焼の登録証が交付されました。なお、当該活動については、のみSDGs専用HPにてご紹介いただいております。
いしかわ版 里山づくりISO認証書 石川県知事より交付
2011年に石川県知事より 「いしかわ版 里山づくりISO認証書」 が交付されました。当社は「環境方針」に基づき、社会貢献の一環として、里山づくり活動を推進し、石川県の豊かな生物多様性や、その恵みを未来の世代に伝えると共に、地域の振興に寄与することを宣言し、地域が主催する緑化活動への参加や、環境保全向上のための清掃活動など、密着した活動を積極的に続けています。
「加賀東芝の森」森林整備活動が『いしかわ森林環境功労者表彰』を受賞
当社が2013年から年2回、豊かな自然を未来へ繋げる活動として取り組んできた「加賀東芝の森」森林整備活動が石川県で評価され、『いしかわ森林環境功労者表彰』を2018年4月に受賞しました。
辰口丘陵公園内の「加賀東芝の森」での森林整備活動は、毎回約100名の参加者によるボランティア活動として、里山整備活動を継続した結果、希少植物である「ササユリ」が増え、希少種である「ギフチョウ」も飛来するようになるなど、石川県における企業の森づくり活動の模範になると評価され、能美市からご推薦いただきました。